インターネットでは、通信している相手が本人かどうかを確認する手段として認証と呼ばれる方法がとられます。
IDとパスワードは、パソコンなどの情報機器や、インターネット上のサービスを利用する際に、本人を確認するための重要な情報です。
IDとパスワードを入力して、その機器やサービスを利用できる状態にすることをログインといいます。この確認のやりとりのことを認証と呼んでいます。
「ID」は「アイディー」と読みます。もともと「ID」は、同一であることの証明、身分証明を意味する「identification」という英単語から生まれた用語です。
銀行で例えると銀行口座番号です。
一人一人別々の番号を割り当てて、どの番号がどのお客様のものなのか整理して銀行は管理しています。
アカウントもIDと同じです。
パスワードは銀行で例えると暗証番号です。
番号だけでなく英文字、数字、記号などを組み合わせることが多くなります。
増え続けるIDとパスワード、どうすればいい?とよく聴かれるので、おすすめしている方法は、
ノートにメモを取っておくです!
「電話帳」のように、ウェブサイトの名前とIDとパスワードを書いて残しておくだけのシンプルさですが、前の手帳に書いて、新しい手帳に移行されていない…
ぜひ、毎年更新するような手帳ではなく、パスワード用のノートを作って管理しましょう。
ただし、IDとパスワードをそのまま書いてしまうと、万が一、落としたときが大変です。
(ご本人が翻弄されてはいけませんので、全部書いて貰うことも多いですが、)パスワードそのものを書かないように気を付けることも大切です。
パスワードの定期的な変更は不要です。
従来はパスワードを定期的に変更することが安全性を保つ方法となっていました。しかし、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)によると「パスワードを定期変更する必要はなく、流出した場合に速やかに変えることが重要」と公表されています。
他人から推測されにくい安全なパスワードを作りましょう。
管理しているパスワードを使用する際の注意事項
良く似せてある不正なウェブサイトにアクセスしている状態で、パスワードを入力してしまうと、パスワードが盗まれることがあります。
またメールや電話などで連絡が来て、パスワードの入力を促されたときは要注意です。基本的にメールや電話でパスワードを要求されることは、ありえないと思っていて良いからです。
パスワードは何回か入力を失敗するとロックがかかってしまいます。
この間、マイクロソフトアカウントが1か月も回復までに時間がかかると通知されている方がいました。
何をしたらそうなったのかお聴きしたんですが「わからない」とのこと、ロックがかかると解除して貰うまで待つしかないので、無茶なことはされませんように!